River Boat Song 〜Life Song〜
 
生まれてからどのくらい。
何もないところに全部があった。 森と共に命が生まれ、
言葉が生まれ、やがて思想が育つ。
本当の事しかなかった世界に、嘘が生まれた。
 
海を渡り、文化を作り、 家族の無事と平穏を祈る。
言葉にならぬ祈りは歌となり、
歌にならぬものは楽器となった。
歌は生まれ消えていったが、 必要な時に伝道者は現れる。
 
人生にはどうしようもない事がある。
誰もが最後の季節を迎えるが、
それでも生きている事は素晴らしい。
未来がないのなら、死後をそれって事にする。
受け継がれた最上川舟唄のように。
 
生まれてからどのくらい。
何もなかったのに、死ぬのは怖い。
最後の1秒まであとどのくらい。
 
言葉にならない歴史を歌う。
宇宙に記録された神々の詩を呼び戻すだけ。
 
咲け。
生きる事は美しい。散る事もまた美しい。
また咲く。
 
人生にはどうしようもない事がある。
もうすぐ迎える、最後の夏。
それでも生きている事は素晴らしい。
受け継いだ先、生まれ変わって答えを知る。
 
 
Written by 山形県民謡 , 朝倉さや
Camera (Saya Asakura Scene) : 夏の山親方
All Instruments , PV Direct : solaya
Produced by Saya Asakura
 

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